神さま 神さま カミサマ 神さま
あたしはいつから そんな 知らないものに
祈るようになったのだろう
願いを叶えてくれるのは
いつも
ジイちゃんか
あの子たちだった
街の人たちが助けてくれる時もあった
それはいつも
「知っている」人たちで
「カミサマ」なんて見たことも無い
「知らない」人じゃなくて
「ありがとう」の言葉と笑顔を向けることが出来て
いつだって そうだったはずだった
なのに気付けば あたしは
「神さま」に祈ってる
願ってる
お願い 神さま
あの子を止めて
あの子たちを止めて お願い
もう見たくないの
戦いも 血も 涙も
苦しそうな辛そうな あの子たちも
あの子たちの背中も
あたしの大切な弟たち
大切な大切な
あの子たち
神さま神さま神さま
あたしの「知らない」神さま
どうか お願い
あの子たちを 連れて行ってしまわないで
(2004/03/08 UP)
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